【ITエンジニアのSES体験談】残業なし、お客さんが優しい環境はたしかに存在した!

SES

この記事は、こんな人にオススメです。

  1. SESでも良い環境(お客さん先)があるのか知りたい
  2. 一番は、自社開発会社だが、第二希望としてSESを検討している

 

こんな疑問にITエンジニア歴12年の採用担当でもある筆者がお答えします。

忙しい人の為に結論だけ言うと以下の通りです。

  1. SESでも幸せな業務環境がある(体験談)

 

幸せな業務環境とは(体験談)

SESについて、過去に以下のような記事を挙げました。

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上記の記事では、SESが良いか悪いかは、「お客さん次第」と言いました。

しかし、結果的に「悪い部分」についての記載が多かったのです。

今回は、良かった部分を中心に、あるお客さん先の体験談を元に書いていきます。

幸せな案件とは、医療システムの開発案件だった

某大手の医療機器メーカーの医療システムの開発案件の話しです。

こんな案件でした。

■開発案件

某医療機器メーカーの医療システム開発

■開発環境

・C++ Builder

・オラクルDB

・Microsoft Visual SourceSafe

※クライアントPCから直接、オラクルDBに直接接続していた。今でもこんなシステムになっているかは不明

■作業服

スーツ(通称スーツ系エンジニア)

まさに絵に描いたような、スーツ着用、黒髪必須の業務系システムの開発現場でした(笑)

仕様書、設計書、詳細設計書、テスト仕様書などのドキュメントもちゃんとつくられており、開発体制が整っているところでした。

開発現場は、他の現場と変わらず忙しかったが、以下の環境があったため、SESの中では良い環境でした。

  1. お客さんが仕様を理解するまでしっかり教えてくれた
  2. お客さんが技術的にわからないことも教えてくれた
  3. じっくり新しい技術を学べる機会があった

お客さんが仕様を理解するまでしっかり教えてくれた

開発案件は、医療システムなので医療用語がたくさん出てきます。

さらに、クライアント先(ここではエンドユーザのことで病院を指す)の専門用語まであるため、わけがわからなくなります。

そんなわけがわからない状態のとき、用語1つ1つ解説してくれました。システム構成についてもわかりやすく解説してくれて、良い環境でしたね。

特に、担当者に気軽に質問できる(と言っても、会議などで居ないことも多かったが)環境は良かったと言えます。

苦労したことと言えば、仕様書がわかりずらいことくらいでした。

技術的にわからないことも教えてくれた

当時私は、Gitなどのソースコードのバージョン管理ツール(当時は、Microsoft Visual SourceSafe)を使ったことがありませんでした。

バージョン管理を使ったことがない旨を伝えたら、しっかりと使い方を教えてくれました。その結果、作業が終わったのコミット(作業内容を開発サーバーに反映させること)など困らなかったです。

現在は、ほとんどの現場はGitを使えることが前提の現場が多いため、お客さんから教えて貰うことは貴重な体験かもしれません。

じっくり新しい技術を学べる機会があった

ある一定の開発が終わったあと、仕事が一気になくなってしまいました。

本来であれば、派遣元の会社に戻されるところでした。

しかし、契約期間が終わるまでは、お客さん先の会社に居ることになりました。

そこで与えられた仕事は、実機のデータの回収のみでした。

回収業務は一週間に1回程度しかなく、回収がないときは暇な時間になります。

暇な時間が多かったため、新しい技術の習得のために時間を割くことができました。

 

お客さんが忙しそうに仕事をしながら、お客さんのパソコンを借りて勉強という異様な光景だったと思います(ちょっと居ずらい)。

 

勉強している間もお金が発生しているので「本当に、このままでいいのか?」と思いました。

そこで、担当者に

「仕事ありませんか?」

と1日1回は聞くようにしていたが、

 

「今日もないんだよね」と言われて仕事がなかった。当然のことながら、残業も全くありませんでした。

私は、Javaを使ったWEB開発に興味を持っていたので、xmlの読み込み方法や、サーブレットの使い方などを勉強していました。

結局、サーブレットを使うことがなかったが、数年後、WEB開発に携わることができたときに勉強したことが役立ったので良かったです。

まとめ

以上、良いSES環境の例でした。

このことからも、必ずしも「SES=劣悪環境」でないことがわかります。

テックキャンプやテックアカデミーなどのプログラミングスクール卒業したあとに

「SESに行くのは最悪だ、行ったらスキルが全く身につかない」と言われているようですが、

実際に行ってみないとわかりません。

SES会社に行くことが決まっても、そこで何かしらの知識・経験は積めるのでまずは挑戦してみたほうがよいといます。

本当に長期間、「テストだけ」「コールセンターのみ」だったら、「ポートフォリオに磨きをかけて」転職活動すればよいだけです。

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