
サポートを受ければ自社開発でも転職可能なのかな?
このような疑問にこれまで100人くらいの選考をやってきた採用担当兼、WEB開発エンジニアが解説します。
✅筆者はこんな人(記事の信頼性)
・採用担当としてプログラミングスクール卒業生を採用した経験あり(最終決定は役員)
・スクール卒のスペックが高く追い抜かれそうな現役エンジニア歴15年
・Kaggleエキスパートの称号取得
・プログラミングスクール運営スタッフ(内部は、毎月退職者が出るブラック環境)の経験あり
・ブラックなSES、ブラックから見事にホワイトに変身を遂げたWEB系自社開発の経験あり
結論から言うと、テックアカデミーには、オリジナルアプリ(ポートフォリオ)のサポートがあります。
よって、自分よがりの作品では無く、プロの現役エンジニアの意見を取り入れたポートフォリオができるため、良い作品に仕上がるといえます。
※Javaコースのように一部のコースには、ポートフォリオのサポートが無いものもある。
本当に未経験から転職できるの?まずは確認してみよう。
テックアカデミーは、ポートフォリオのサポートはあるの?
テックアカデミーには、現役エンジニアによるポートフォリオ製作のサポートがあります。その結果、独りよがりなポートフォリオでは無く、より質の高いポートフォリオに仕上げることに期待が持てます。
メンターにレビューしてもらえるのは心強いですね。
テックアカデミー生の声を紹介します。
9月24日(金) #今日の積み上げ
「フロントエンドコース 」✅Lesson15 オリジナルサイトの制作
→ポートフォリオサイト制作コース受講残り2日📅
2つ目のサイトが完成しました👍1点解決できなかった課題があるので、
明日メンターに質問してみます。本日もお疲れ様でした💤#テックアカデミー
— よっすん@本業×副業×株式投資×ダイエット (@yossun0521) September 24, 2021
#テックアカデミー PHP 56日目
・涙の卒業式
沢山メンターさん方に教えてもらいながらだけど、なんとかポートフォリオ一つ作り切ることができました😂🎉
感謝😭テックアカデミーのPHP/Laravelコースで「レッスン16 オリジナルWebサービスの構築」の課題に合格しました! https://t.co/bBywErJv3f
— コム@ブラックなエンジニア (@kimu_tg) July 4, 2021

※Javaコースのように、一部のコースでは、ポートフォリオのサポートが無いこともあるので無料カウンセリングなどで確認してください。
現役のエンジニアメンターがサポートしてくれるので以下のメリットがあります。
- わからないところが出てきたらメンターに質問して解消できる
- 自分の作品が、客観的に受け入れられるかメンターに確認ができる
- メンターに質問できるので、モチベーションの維持に繋がる

メンターに質問して解消しました」なんて言ったら「メンターがいないと自分自身では解消できないの?」と疑問を持ってしまうようです。面接の時は「まずは、自分でググって調べて、どうしてもわからないときだけ質問していました」と伝えた方が無難と言っていましたよ。
本題!採用担当の立場から考察!本当に自社開発に行けるの?
本題です。
人気がある自社開発会社(50人に1人しか採用されないようなところ)に、テックアカデミーで学んだ技術だけで製作したポートフォリオで内定を取れるか考えてみます。
テックアカデミーは、30個以上のコースがあるため、ここではPHPコースを取り上げて解説していきます。
PHPコースで学べる技術は以下の通りです。
- PHP/Laravel
- HTML5/CSS3
- GitHub
- SQL
- Bootstrap
- Heroku
筆者個人の意見になりますが、SES、受託開発、もしくは応募が少ない自社開発会社であれば、学んだスキルで良いポートフォリオを作ることにより内定を勝ち取ることは可能だと思います。
しかし、人気がある(50人に1人しか内定が取れないようなところ)自社開発会社になってくると、PHPコース(その他、WEBアプリコースなども同様)で学ぶ内容だけでは足りないと言えます。
筆者は、これまで採用担当として、100人ほど選考してきました。
ポートフォリオの好感度(作品の質、使っている技術などで点数化)、実際に会ってみたい人の割合を図にしました。
その結果が以下の通りです。
実際に面接で話したいと思った人(書類選考に合格)は、100人中10人くらいです。
10人の共通点は、スクールで学ぶ技術以外にも独学でさらに学び、それをポートフォリオに反映させていました。技術は、あまり取り入れていなくても、ポートフォリオそのもののアイディアが良いケースもありました。
もちろん図に書いてあることすべてやる必要はありません。しかし、上位10%に入りたいのであれば、やっておくと吉です。
プログラミングスクールで学んだ以外のスキルを取り入れていると、新しい技術の習得に前向きと思えます。
スクールで学んだ技術のみでは、同じようなスキルの人が多いため、50社以上受けてやっと内定が取れるレベルだと言えます。
スクールで学んだあとも積極的に新しい技術を身に付けて、ポートフォリオなどでアウトプットしていけば、他の候補者に差をつけることができます。
100人中1人がやることは?
では、100人中1人はどんなことをやったのか?
採用業務に何かしらの問題が発生するため、詳細を言うことはできません。
これなら絶対に採用したいと思ったポートフォリオが公開されていたので、良い例として取り上げます!
作成した人は、テックキャンプの卒業生ですが、オリジナリティがあり、使用している技術、機能面もかなりすごいです。
ポートフォリオの内容は、「担当競技経験が浅い or 未経験の中学校教職員」による部活動負担の軽減を目的とした一元管理サービスのようです。
機能一覧
- ユーザー登録、ログイン機能(devise)
- ゲストログイン機能
- ユーザ編集機能
- 練習内容投稿機能
- 複数枚画像投稿機能
- 複数タグ付機能
- インクリメンタルサーチ機能(Ajax)
- 文字数カウント機能(Ajax)
- 画像プレビュー機能
- 投稿編集機能
- 投稿削除機能
- スライドショー機能(Slick)
- 試合募集機能
- 試合削除機能
- 試合申し込み機能
- いいね機能(Ajax)
- いいね数ランキング機能
- 自己いいね一覧機能
- いいね数表示機能
- コメント機能(Ajax)
- コメント数表示機能
- フォロー機能(Ajax)
- フォロー一覧機能
- フォロワー一覧機能
- ページネーション機能(kaminari)
- パンくずリスト機能(gretel)
- 検索機能(複数ワード対応)
- 通知機能
- コメント通知
- フォロー通知
- いいね通知
- リアルタイム DM 機能(ActionCable)
- 未読件数表示機能
- 既読表示機能
- カレンダー機能(SimpleCalendar ※モバイルの場合、表として表示)
- 予定追加機能
- レスポンシブ対応
- ハンバーガーメニュー等
使用技術
- Ruby 2.6.5
- Ruby on Rails 6.0.0
- MySQL 5.6
- Nginx
- AWS
- VPC
- EC2
- RDS
- Route53
- ALB
- ACM
- RSpec
- Docker/Docker-compose
- CircleCi 自動テスト
出典元:
はじめに2020年11月から学習を開始して、内定をもらえるまでの道のりをこちらの記事でまとめていきます。できる限り皆様に…
作成した人は、応募した全ての企業(面接の段階で辞退あり)で内定を取りました。
これならば、内定とったのもうなずけます。
これよかったな〜と思ったもの
私がこれまで見てきたポートフォリオの中で、これは良かったと思えるものを挙げていきます。
本番デプロイでGitHubやCircleCIを使っている
CircleCIを利用することにより、開発環境から本番環境につくった制作物を効率的にデプロイできる。
その結果、運用を意識していると思う。
実務でも使うことが多いため、できると大変助かります。
API連携がある
APIとの連携。例えば、twitter APIを使ったログイン。
FireBaseも利用する。
それを見た採用担当は、
「おお!ここまでやっているのか」
と思うことが多いようです。
面接官によっては、なぜAPIを使っているのか聞いてくるケースもあるので、答えられるようにしておきましょう。
オリジナルティがある
SNSアプリ、ブログアプリは、ほとんどの応募者が作ってくるので、採用担当からしたら見飽きているのが本音です。
他には、無いようなオリジナリティがあるものが目を惹きます。
オリジナリティがある例の一つが、先ほど取り上げた「100人中1人がやることは?」の例になります。
間違っても、技術書のサンプルコードをそのままポートフォリオにするのはやめましょう。過去にそのような人がいましたが、しょぼいです。
その方は、一流大学卒、有名な企業でそれなりのポジションで働いている方でしたが、ポートフォリオをみただけで、「やる気無し」と判断しました。
AWS、GCPで動かしている
ポートフォリオのインフラにHerokuを利用する方が多いです。
しかし、実務では、AWSやGCPを使うことがほとんどです。
よって、ポートフォリオのインフラに、AWSやGCPを使っていて、WEBサーバーを動かすミドルウェアに(Apache、Nginx)を使っていたら、インフラに対しても勉強しているとおもい更にポイントが高いです。
herokuは、インフラの知識(Apache、Nginx)がなくても動かせることが、わかっているのでAWS,GCPを使っている人よりは見劣りしてしまいます。
常に改善をしている
実際にポートフォリオを公開していて、そのつど改善している人も意外に少ないです。
中には、(恥ずかしがらずに)親や友達に見てもらって改善している方も見掛けます。
そのように改善している方のポートフォリオは、見た目も良いですし、使いやすいものになっています。
だから採用側も「おお!いいね~」となるのです。
これはやめておけ
今度は、ポートフォリオではやってはいけないものを挙げていきます。
一つでも当てはまると内定が遠ざかってしまうので、あったら直ぐに修正することをオススメします。
スクールの課題を提出
スクールの最終課題をポートフォリオとして提出する話しはテックキャンプが有名だが、テックアカデミーでも課題で作ったものを提出するのはやめておいた方が無難です。
その理由は、テックアカデミーの利用者が年々増えているためです。

公開用のサーバーにherokuを利用している
Herokuは、インフラ周りの知識がなくても制作物を公開できます。
手軽にできる分「インフラ系は苦手かも」という印象を持たれてしまうかもしれません。
そして最も問題なのが、Herokuの無料プランを使うことです。
無料プランは、30分以上アクセスが無いとサーバーを停止してしまいます。
停止状態のときにアクセスがあれば起動するのですが、1分くらいかかります。
その結果、採用担当がポートフォリオを確認しようとしら「動かないじゃん」と思って不採用にしてしまうことが多いです。
参考書のコピー
参考書のコピーしたようなポートフォリオは論外です。
見た瞬間に「不採用」の烙印を押されてしまいます。
残念ならが以外に多いのです。
バグがある
バグがあるものをそのままポートフォリオにする人も少なからずいます。
たとえば・・・
・ログインができない
・検索機能使ったら画面が真っ白になって反応しない
即不採用になることがほとんどなので注意しましょう。
まとめ
今回は、ポートフォリオについて取り上げました。
まとめると、以下のとおりです。
・人気がある自社開発会社に行きたい場合は、スクールで学ぶ以外の技術もポートフォリオに取り入れよう
・SESや受託開発の場合は、スクールで学んだ技術で大丈夫そう
プログラミングができると、転職だけでなく、自分でサービスを作ったり、
今自分が携わっている仕事も楽にしてくれます。
エンジニアの実務経験が最低でも1年以上あれば(理想は3年以上)、転職活動もイージーモードになったり年収も上がってきますよ。
行動するか悩んでいたらまずは、無料カウンセリングで話を聞いてみましょう!
付録1・そもそもプログラミングに興味あるかわからない場合はどうすれば良い?

あります。『興味持てるかわからない』の解決手段として最も有効な手段は、テックアカデミーのプログラミング無料体験です。
無料体験では、一週間、HTML,CSS,JavaScriptを手を動かして無料で学ぶことができます。
プログラミング学習中、わからなくなったら、メンターに質問して直ぐに解決できるためモチベーションの維持につながります。
独学だとプログラミングに興味あっても、ちょっとした不具合にぶち当たるだけで挫折することが多いので、メンターに教えてもらえる無料体験はオススメである。
一週間のプログラミング、メンタリング体験でじっくり吟味できる
だから、スクール選びで後悔しづらい!
